第21回 CHOICE東京に参加して…
2024年7月12日公開
6月11日(火)CHOICE東京《学びの選択肢を広げよう!》というイベントに参加しました。とても楽しかった❣️
フリースクールの運営者や通ってる子どもたちが、表参道から徒歩7分の東京ウィメンズプラザに大集合!お祭りみたいな感じ…「この楽しさって何だろう?」と終わってから、ずっと考えています。
子どもが主役のイベントでした。
舞台上では、子どもによる自分の通うフリースクールの自慢大会!
回り廊下など会場のアチコチで、持ち寄り遊びで盛り上がってます。
この日のために、子どもたちがミーティングを開いて企画。「シール交換」や「おにごっこ」(何故か子どもが大好き)
他にはこんなのも!《豆つかみ》用意するのは、お箸🥢と豆(に見立てたブロック)だけ。30秒でいくつ摘んで、移せるか?子どもも大人も全集中&大興奮!こんな単純な遊びで、これだけ楽しめるんだな〜と。
《ホメホメプレゼント》これは大人企画。相手をよ〜く見て、こんな風に見えるよ、こんなことができそう!と初対面同士で想像して褒める…これも遊びの1つ。なるほど…真似してみようと思いました。
この楽しさはどこから来るのか考えてみました。
フリースクール>学校…なのは?
敢えて言えば、「自由度」と「安心感」かな?
不登校の子どもから「怖い」という言葉を耳にすることが多いのですが、この「怖さ」は集団生活を[きちんと]送るための緊張感から生まれるのかもしれません。
海外(イギリス、アメリカ、タイ)で子育てし、公立小中学校に通いましたが、怖いという感じは全くありませんでした。
怖いという感情を生み出すのは何なんでしょう?
海外の(と言っても3カ国ですが)
先生方は子どもにストレスを与えないように非常に気を配っていたように思います。兎に角一生懸命♡良いところを探し出して褒めてくれる。
「子どもは認められて育つ」という共通の子ども観がどの教師にもあったようです。
それとダメということが少なかったですね。日本の校則みたいなものはなし!Weapon Policy(武器持ち込み禁止)はありましたが。
要するに、友達を傷つける「こと&モノ」は絶対ダメ!それだけでした。
(玩具のピストルを学校に持ってきて即退学になった子どもも)それが安心感の土台になっていたようです。
さて、前回「浦安の教育が変わりそう♪」と嬉しそうな投稿をしましたが…ちょっと立ち止まって考えてみます。
「教育機会確保法」が2016年末に成立し、施行されたのは2017年。公的に「学校外の学び」が認められたのですが、課題山積です。
「不登校は問題行動ではない」と認められても、学校外の学びはお金がかかるし、自分で見つけなくてはならないので、結局一人で家にいる子どもが多いのが実情です。不登校の子どもの3割以上が何処とも誰とも繋がっていない。「学ぶ権利が保障されていない」とも言えます。
フリースクールは遠いし、高額だし、歩いて直ぐに行ける地元の公立小中学校とは大違いです。子どもは学校に行けない自分を責め、親の孤立感、悩みも深刻です。(みんなが行きたくなる楽しい学校になるのが一番なんだけど)
学校に行けない子ども(不登校)の数は増え続け…
小・中学校における不登校児童生徒数は29万9048人。 前年度から5万4108人(22.1%)増加し過去最多。子どもだけでなく、離職する先生も増えてます。
このイベントに出店したので、店先で色んな方との出会いがありました。
子どもの話、イエナプランの話、地元の町の行政についても話が弾みました。
これから寺子屋を始めるという方、
英語の教材づくりをしている方、助産師さんで、子育てならぬ「子育ち」の応援をしたいという方も。
小学校の先生をやめて、フリースクールの開校準備中(家を買ってリフォーム中)の方も。
これから自分で何か始めようとしている人が沢山❣️来場されてました。
今回のイベントの自由で楽しくて
ワクワクする空気は、集まった大人と子どもみんなが創り出したもの…のようです。
この明るい楽しさは、学校以外の学びが認められたからこそ!フリースクールやホームスクールで学ぶ子どもたちが仲間と出会って、一緒に過ごせることをこんなに楽しめたのでしょう!
やっぱり「法律が変わる!」って凄いことなんだと、ジワリと実感したのでした。そして同時に法律をどう活かすか、これからが私たち大人の頑張り時
!知恵を出し合って、子どもたちの学ぶ環境づくりをしていかなくては!と思ったのでした。
そして、ここからはオマケです。
とっても嬉しいことがありました。
昔、バンコクのインタナショナルスクールで教えていた子ども*が(当時15歳)Facebookで私の投稿を見つけて、会場に訪ねてきてくれました。
何と、24年ぶり!昔とちっとも変わらないけれど、立派な大人に。今や何でも話せる友人です。不思議な気分です。こんなに嬉しいことってあるかしら?
*日本語の授業で、当時話題になっていた『100人の村』を教材に使ったところ「今日の授業良かった❣️」と言ってくれた生徒でした。
写真は会場の様子と出会って話が盛り上がった参加者との記念写真です。