第4回 子どもって凄い♪ 侮ることなかれ!!
2017年2月20日公開
2月19日(日)夕方のことです。
「若者トークを候補者に聴いて貰おう」とスタートした企画、名付けて「浦安の未来、いっしょに作っちゃおうよ!」というイベントが開催されました。
20代の投票率2割切れ…「こりゃいかん!」と立ち上がった20代、50代、65代の3人組。(「U30の政策提言」チーム)
初めての試みで、開催当日、開催時刻になっても参加人数が読めず…ドキドキ冷や汗が・・・
集まった若者は4人。31歳、22歳、21歳、10歳(小学4年生) 。
35歳未満は若者席に、35歳以上は傍聴席に。
立候補予定者3名も若者席に混ざって頂きました。
自己紹介の後、意見発表に。10歳の女の子からスタート。
「宿題が多過ぎる!(勉強が嫌いなわけではないが、家に帰っても勉強じゃ、遊ぶ時間がない) 森がほしい!」と、しっかりと話してくれました。
彼女の発言から、新指導要領や浦安の環境へとテーマが広がって、対話が弾みました。
印象的だったこと・・・それは「子どもって凄い!聴く場さえあれば、自分の言葉で語ることができる!」改めて、子どもの力を再認識した日でした。
ここで「改めて」「再認識」と書きましたが、このイベントが終わってから、ずっと私の頭の中で響いている問いがあります。
「心底、子どもの力を信じていただろうか?」と。
デモクラティックスクールって、ご存知でしょうか?
オルタナティヴ教育と言われる公共の学校以外の学びにも、シュタイナーやモンテッソーリ、フレネと様々なスタイル(教育の考え方や方法)がありますが、共通しているのは子どもの声を聞くことを大事にしていることです。中にはサドベリーのように、子どもが学校の運営、スタッフの採用にも大人と同じ1票を持っている学校もあります。
私は、今は「ドイツ生まれ、オランダ育ちのイエナプラン教育」で学校をつくろうとしています。「今は」と書いたのは、これまで色んな教育方法を学んだり、試したりしてきたからですが、本当に「子どもの力を信じていただろうか?」とこのイベントに参加した10歳の女の子から問われたような気がします。
時間割を自分で決める。学ぶべき課題を見つける。自分のペースで進める自立的、主体的な学びを通して、自分らしく社会と繋がって生きる、つまり「幸せに生きる」ために、子どもは大人が守るべき存在ではなく、「相棒」になれるかも・・・
まさしくイベントのタイトル通り、子どもは「浦安の未来を一緒につくる」仲間です。
最初は何人参加してくれるかわからずドキドキしていましたが、イベントを終えた今、ワクワク気持ちが弾んでいます。
しっかり耳を傾けて温かいコメントをくださった立候補予定者の方々(岡野さん、折本さん、内田さん)率直な思いを語ってくれた若者たち、そして見守ってくださった35歳以上の大人たち、皆さんに感謝したいと思います。対話の楽しさを感じることができた夕べでした。